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【ラベルライター】ネームランドKL-YK50(KL-M50)とKL-TF7(KL-M7)を徹底比較

投稿日:2018年3月19日 更新日:

コストパフォーマンスの高さからAmazonでは一番人気のネームランドKL-YK50とその上位機種に位置づけられるKL-TF7。

この2機種は気になっている人も多いのではないでしょうか。

そこで、この2機種について比較してみました。

機能比較

KL-YK50、KL-TF7はAmazon限定のセット販売用の商品コードで、本体はそれぞれKL-M50、KL-M7となります。
どちらも9㎜幅テープ(XR-9WE)が付属します。

KL-YK50 KL-TF7
  KL-YK50 KL-TF7
価格 5,980円 3,980円
内容 ・KL-M50
・9mm幅テープ
・KL-M7
・9mm幅テープ
対応テープ幅(mm) 3.5, 6, 9, 12, 18, 24 3.5, 6, 9, 12, 18, 24
最大印刷幅 16mm 12mm
印字密度(dpi) 200x200 200x200
対応テープ種類 174種類 174種類
内蔵書体 漢字:3書体
かな:8書体
英数:12書体
漢字:3書体
かな:8書体
英数:12書体
内蔵文字種 6,402 5,640
液晶表示 8桁x4行 8桁x4行
バックライト なし なし
テープカット ハーフカット&オートカッター ハーフカット&オートカッター
ユーザ辞書 10文字x30件 なし
コピー&ペースト -
縦横同時印刷 -
拡大印刷 -
絵文字・記号 1,543種類 1,243種類
フレーム 65種類 75種類
フォーマット 96種類 96種類
デザインロゴ 120種類 100種類
連続印刷
連番印刷
インデックスラベル -
バーコード&
QRコード印刷
PCリンク -
印字速度2倍速 -

KL-M50とKL-M7の違い

KL-M50とKL-M7はネームランドでは同じスタンダードモデルに位置付けられているだけあって基本的なスペックはほとんど同じですね。

ですが、やはり上位機種で価格も高いKL-M50の方がより便利な機能を備えています。

特に操作にまつわるストレスを軽減させる工夫が見られます。

最大印刷幅

最大印刷幅とは、その名の通り印刷できる幅を表しています。

KL-M50とKL-M7は対応テープ幅の種類は同じなのですが、KL-M50の方が印字可能な幅が若干広いことになりますね。

印字幅が大きい方が文字サイズを大きくしたり、改行して2行以上の文字を印字したいというケースで有利になります。

ユーザ辞書

よく使う用語とその「読み」の組み合わせを登録しておくことができる機能です。

変換されにくい文字や慣用句を登録しておくと便利です。

文字数は最大10文字、30件の語句を登録できます。

コピー&ペースト

その名の通り、文字をコピーして貼り付けることができます。

文字数は最大49文字、9個のコピーを登録できます。

KL-M50を購入するような人はおそらくPCでラベルデザインするでしょうから、ユーザ辞書やコピペ機能はあってもなくても良さそうな機能かもしれません。

縦横同時印刷

1回の入力で、同じ内容のラベルを縦書き/横書きに同時印刷できます。

ファイルの背ラベルと表ラベルを同じ内容で使用したい際に便利かもしれませんが、個人的には有用性を感じません。

ラベル作成ソフトの対応
・BA-300不可
・LABEL DESIGN MAKER不可

拡大印刷

KL-M50では24㎜幅までのテープが使用できますが、拡大印刷を使用することでそれよりも大きなラベルを作成できます。

文字を最大4枚のテープに分けて印刷し、それを並べることで1枚のラベルにします。

拡大印刷は、12mm、18mm、24mm幅のテープで使用できますが、18mm、24㎜幅のテープを使用する場合はテープの上下に余白ができます。
実質12㎜幅テープ専用機能と言えそうです。

ラベル作成ソフトの対応
・BA-300可
・LABEL DESIGN MAKER不可(36mm,48mmのみ可)

フレーム

フレームの種類に関しては何故かKL-M50の方が少ないようです。

とはいえ、Casioの用意するフレームは個人的にあまりセンスがよくないように思えますので、KL-M7のアドバンテージになるかどうかは微妙かもしれません。

フレームデータは複数の画像ファイルから構成されており非常に複雑なためPCでも自作することが困難です。
もっと増やしてほしいですね。

PC用のラベル作成ソフトのアップデートで増やすことはできると思いますが、もちろんCasioさんにその気はあればの話です^^;

フレーム印刷できる行数
6mm 1行
9mm  2行 
12mm  3行以内 
18/24mm  6行以内 

インデックスラベル

ファイルの仕切りの見出しとして使用できるインデックスラベルが作成できます。

書類整理や分類に役立つ機能で、学生さんから社会人まで幅広く有用な機能ですね。

ファイリングの仕方に合わせて方向別に4種類のラベルを作ることができ、それぞれ折り曲げて使用します。

インデックスラベルに使用できるテープは24㎜幅のみです。

PCリンク

パソコンと接続してラベルが作成できます。
個人的にはKL-M50の一番の魅力ですね^^

KL-M50では、PCにインストールされているTrueTypeフォント(TTF)を使用できますのでラベルデザインの表現の幅が大きく広がります。

特に漢字書体は、本体内蔵のものは明朝体・各ゴシック体・丸ゴシック体の3種類しかありません。

フリーのTrueTypeフォントには手書き風の漢字フォント等もありますので、優しい風合いのラベルを作りたい場合にはPCリンク機能が大活躍します。

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印字速度2倍速

KL-M50はKL-TF7と比べて印字速度が2倍にアップしているようです。

たくさんのラベルを印字する必要がある場合はKL-M50の方がストレスなく作業できそうですね。

まとめ

KL-YK50(KL-M50)とKL-TF7(KL-M7)の機能の違いについて紹介しましたが、どのポイントに重きを置くかは人によって変わってきます。

コストパフォーマンスのKL-TF7、
多彩なラベルデザインのKL-YK50、
といったところでしょうか?

私の場合は、ラベル作成でのストレスを感じたくなかったためPCリンクのあるKL-M50を購入しました。

しかし近年ではインターネットへのアクセスもスマホを利用している人の方が多数です。PCを所持していない人にとってはKL-YM50の魅力は半減ですね。

両機種は価格が2千円違いますので、機能を比較してみて自分の欲しい機能があるか、2千円分の価格差の価値があるかどうかを吟味してみてください。

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