コストパフォーマンスの高さからAmazonでは一番人気のネームランドKL-YK50とその上位機種に位置づけられるKL-TF7。
この2機種は気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで、この2機種について比較してみました。
目次
機能比較
KL-YK50、KL-TF7はAmazon限定のセット販売用の商品コードで、本体はそれぞれKL-M50、KL-M7となります。
どちらも9㎜幅テープ(XR-9WE)が付属します。
KL-YK50 | KL-TF7 |
KL-YK50 | KL-TF7 | |
---|---|---|
価格 | 5,980円 | 3,980円 |
内容 | ・KL-M50 ・9mm幅テープ |
・KL-M7 ・9mm幅テープ |
対応テープ幅(mm) | 3.5, 6, 9, 12, 18, 24 | 3.5, 6, 9, 12, 18, 24 |
最大印刷幅 | 16mm | 12mm |
印字密度(dpi) | 200x200 | 200x200 |
対応テープ種類 | 174種類 | 174種類 |
内蔵書体 | 漢字:3書体 かな:8書体 英数:12書体 |
漢字:3書体 かな:8書体 英数:12書体 |
内蔵文字種 | 6,402 | 5,640 |
液晶表示 | 8桁x4行 | 8桁x4行 |
バックライト | なし | なし |
テープカット | ハーフカット&オートカッター | ハーフカット&オートカッター |
ユーザ辞書 | 10文字x30件 | なし |
コピー&ペースト | 〇 | - |
縦横同時印刷 | 〇 | - |
拡大印刷 | 〇 | - |
絵文字・記号 | 1,543種類 | 1,243種類 |
フレーム | 65種類 | 75種類 |
フォーマット | 96種類 | 96種類 |
デザインロゴ | 120種類 | 100種類 |
連続印刷 | 〇 | 〇 |
連番印刷 | 〇 | 〇 |
インデックスラベル | 〇 | - |
バーコード& QRコード印刷 |
〇 | - |
PCリンク | 〇 | - |
印字速度2倍速 | 〇 | - |
KL-M50とKL-M7の違い
KL-M50とKL-M7はネームランドでは同じスタンダードモデルに位置付けられているだけあって基本的なスペックはほとんど同じですね。
ですが、やはり上位機種で価格も高いKL-M50の方がより便利な機能を備えています。
特に操作にまつわるストレスを軽減させる工夫が見られます。
最大印刷幅
最大印刷幅とは、その名の通り印刷できる幅を表しています。
KL-M50とKL-M7は対応テープ幅の種類は同じなのですが、KL-M50の方が印字可能な幅が若干広いことになりますね。
印字幅が大きい方が文字サイズを大きくしたり、改行して2行以上の文字を印字したいというケースで有利になります。
ユーザ辞書
よく使う用語とその「読み」の組み合わせを登録しておくことができる機能です。
変換されにくい文字や慣用句を登録しておくと便利です。
文字数は最大10文字、30件の語句を登録できます。
コピー&ペースト
その名の通り、文字をコピーして貼り付けることができます。
文字数は最大49文字、9個のコピーを登録できます。
KL-M50を購入するような人はおそらくPCでラベルデザインするでしょうから、ユーザ辞書やコピペ機能はあってもなくても良さそうな機能かもしれません。
縦横同時印刷
1回の入力で、同じ内容のラベルを縦書き/横書きに同時印刷できます。
ファイルの背ラベルと表ラベルを同じ内容で使用したい際に便利かもしれませんが、個人的には有用性を感じません。
ラベル作成ソフトの対応
・BA-300不可
・LABEL DESIGN MAKER不可
拡大印刷
KL-M50では24㎜幅までのテープが使用できますが、拡大印刷を使用することでそれよりも大きなラベルを作成できます。
文字を最大4枚のテープに分けて印刷し、それを並べることで1枚のラベルにします。
拡大印刷は、12mm、18mm、24mm幅のテープで使用できますが、18mm、24㎜幅のテープを使用する場合はテープの上下に余白ができます。
実質12㎜幅テープ専用機能と言えそうです。
ラベル作成ソフトの対応
・BA-300可
・LABEL DESIGN MAKER不可(36mm,48mmのみ可)
フレーム
フレームの種類に関しては何故かKL-M50の方が少ないようです。
とはいえ、Casioの用意するフレームは個人的にあまりセンスがよくないように思えますので、KL-M7のアドバンテージになるかどうかは微妙かもしれません。
フレームデータは複数の画像ファイルから構成されており非常に複雑なためPCでも自作することが困難です。
もっと増やしてほしいですね。
PC用のラベル作成ソフトのアップデートで増やすことはできると思いますが、もちろんCasioさんにその気はあればの話です^^;
6mm | 1行 |
9mm | 2行 |
12mm | 3行以内 |
18/24mm | 6行以内 |
インデックスラベル
ファイルの仕切りの見出しとして使用できるインデックスラベルが作成できます。
書類整理や分類に役立つ機能で、学生さんから社会人まで幅広く有用な機能ですね。
ファイリングの仕方に合わせて方向別に4種類のラベルを作ることができ、それぞれ折り曲げて使用します。
インデックスラベルに使用できるテープは24㎜幅のみです。
PCリンク
パソコンと接続してラベルが作成できます。
個人的にはKL-M50の一番の魅力ですね^^
KL-M50では、PCにインストールされているTrueTypeフォント(TTF)を使用できますのでラベルデザインの表現の幅が大きく広がります。
特に漢字書体は、本体内蔵のものは明朝体・各ゴシック体・丸ゴシック体の3種類しかありません。
フリーのTrueTypeフォントには手書き風の漢字フォント等もありますので、優しい風合いのラベルを作りたい場合にはPCリンク機能が大活躍します。
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印字速度2倍速
KL-M50はKL-TF7と比べて印字速度が2倍にアップしているようです。
たくさんのラベルを印字する必要がある場合はKL-M50の方がストレスなく作業できそうですね。
まとめ
KL-YK50(KL-M50)とKL-TF7(KL-M7)の機能の違いについて紹介しましたが、どのポイントに重きを置くかは人によって変わってきます。
コストパフォーマンスのKL-TF7、
多彩なラベルデザインのKL-YK50、
といったところでしょうか?
私の場合は、ラベル作成でのストレスを感じたくなかったためPCリンクのあるKL-M50を購入しました。
しかし近年ではインターネットへのアクセスもスマホを利用している人の方が多数です。PCを所持していない人にとってはKL-YM50の魅力は半減ですね。
両機種は価格が2千円違いますので、機能を比較してみて自分の欲しい機能があるか、2千円分の価格差の価値があるかどうかを吟味してみてください。