ラズベリーパイ用にいいキーボードないかなとAmazonを物色していたら、あるじゃありませんか!うってつけなヤツが!
小型で邪魔にならずタッチパッド付きなためマウスの代用にもなる逸品で、ラズパイ用に使ってくれと言わんばかりのキーボードです。
ラズパイはBluetoothに相性がありますので認識してくれるかどうか一抹の心配もありましたが、Raspberry Pi 3B+であっさり認識してくれました。
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Ewinミニキーボードの基本情報
同じ形状のキーボードは、Bluetoothキーボードと2.4GHz RFワイヤレスキーボードの2種類存在します。
Bluetoothキーボード
同梱物
- キーボード本体
- USBレシーバー
- USB充電ケーブル(A-microB)
- 取り扱い説明書
- 保証書(保証期間は1年間)
仕様
サイズ(LWH) | 18x8x3(mm) |
重さ | 90g |
材質 | ABS+TPU |
接続 | Bluetooth 3.0 |
接続範囲 | 10m |
キーボード | 72キー/JP配列 |
バッテリー | リチウムイオン |
充電時間 | 2時間 |
連続稼働時間 | スリープモードで20日間 |
電源ソース | micro USB |
ラズパイの箱と比較した画像です。ラズパイの箱は95x70(mm)ですのでかなり小さいことが分かります。
一見JIS配列ですが、よく見ると記号配置が独特なキー配列です。
背面にはシールで技適マークが貼られています。
USBレシーバーはキャップを付けた状態でキーボード本体に埋め込まれていました。
Bluetooth/2.4GHz RFワイヤレスのどちらを購入するべきか
RFワイヤレスキーボードは端末へUSBレシーバーを接続するだけで使用することができますが、常にUSBポートを1個占有することになります。
Bluetoothキーボードは端末側にBluetooth機能が備わっていれば、USBポートを占有することなく使用することができます。Bluetoothキーボードに付属するUSBレシーバーは、Bluetooth機能を持たない端末をサポートするためのアダプターで、RFワイヤレス接続用のレシーバーとは異なりペアリングが必要となります。
Bluetooth | 2.4GHz RF | |
---|---|---|
接続方法 | ペアリング | USBレシーバ |
USBポート | 不要 | 1個占有 |
ラズベリーパイでの使用を検討している場合、Bluetoothキーボードの方はペアリングが必要ということでOSインストールや初期設定には使用できず、別途USBキーボードおよびUSBマウスが必要になりますので注意してください。この点においてはRFワイヤレスキーボードの方が有利ではありますが、一旦ペアリング設定してしまえばやはりBluetoothキーボードの方が便利です。
このキーボードはメインで使用するというものでもありませんし、USBポートを持たない機器にも使用できるBluetoothキーボードの方がオススメですね。
Ewinミニキーボードの使用感
ポケットサイズのBluetoothキーボードで、キータッチは少し固めのリモコンボタンのようなポチポチした感じで押し心地は悪くありません。
通常のキーボードのように卓上に置いて両手でキーボードをタップするというよりはゲームパッドのように両手で持って操作する方が使いやすそうです。
Ewinミニキーボードの良い点
ポイント
- 小型で携帯しやすい
- タッチパッド搭載でマウスいらず
- JIS配列
- スマホ、タブレット、FireTV、各種ゲーム機でも使える
- USBレシーバー付きでRFモードでも使用可能
小型で携帯しやすい
とにかく非常にコンパクト!
ラズベリーパイ用にキーボードを探していたため、パソコンのように据え置きで使用するわけではありません。必要な時だけ取り出し、不要になったら引き出しの中に収納できてしまうこのサイズはまさにうってつけです。置き場所に困らないって大切です。
ポケットに入れて持ち運ぶこともできちゃいます。
タッチパッド搭載でマウスいらず
タッチパッドが付いており、これ1台でキーボード&マウスとして使用できるためUSBポートが少ない端末でも安心です。
特に、ラズパイZeroはUSBポートが1個しかありませんのでこれ1台あると非常に便利で、個人的にはラズパイ使用時の必携アイテムです。
タッチ操作の使用感は特に使いやすいということもなく、使用に問題ないというレベルです。大変便利なものではあるのですが、マウスが接続できる環境なら間違いなくマウスを使用しますw
JIS配列
自分の探し方が悪いだけかもしれませんが、小型なキーボードやデザインの良いキーボードは大抵US配列だったりします。
US配列でもローマ字入力する分には気にならないのですが、「@」「+」「^」などの記号の位置が異なるキー配列はJIS配列に慣れきっている人間にとって苦痛でしかありません。
JIS配列であることは、良い点というよりは自分にとってマストでした。
と思ったけど、若干の記号の配置換えがありましたw
スマホ、タブレット、FireTV、各種ゲーム機でも使える
Bluetooth 3.0が扱えるOSであれば理論上なんでも使用できるはずです。
個人的にはFire HDで使用できるというのが大変便利で助かっています。FireTVは文字入力するのが大変ですから、ユーザID、パスワード、検索ワードの入力に重宝する!と思ったのですが、FireTVはアプリケーションがもともとキーボード操作を想定していないようでとても使いやすいとはいえませんでした(笑)
注意ポイント
Android OSで使用するとカーソルが出力されタッチパッドが使用できますが、iPhoneではタッチパッドの使用はできませんでした。外部タッチパッドに対応しないのはiPhoneやiPadの仕様のようです。
Ewinミニキーボードのここがイマイチ
ポイント
- がっつり使うには向かない
- いまどきBluetooth 3.0
- 72キーしかないため使い方に慣れる必要がある
- USBキーボードとして使用できない
- バックライトが機能しない?
がっつり使うには向かない
小型なキーボードにちまちまと打つことになりますので、通常のキーボードのように両手でカタカタとリズミカルに打つことはできません。長文作成やプログラミング用途で使用すると非常にストレスがたまることになると思います。
用途は割り切る必要がありそうです。
いまどきBluetooth 3.0
BluetoothのバージョンがいまどきVer3.0というのはいただけません。
というのも、Ver4.0から省電力を実現するBLE(Bluetooth Low Energy)対応となるため、バッテリー効率に大きくかかわってきます。この点は非常に残念です。
「いまどき」といっても、この製品がいつ頃発売されたのか知りませんが。
72キーしかないため使い方に慣れる必要がある
小型化の代償として物理キーが72キーしかありません。
そのため、存在しないキーに関してはショートカットが割り当てられているのですが、その内容は説明書に記載がありません。
欠損キー | ショートカット |
---|---|
F9 | Fn + F1 |
F10 | Fn + F2 |
F11 | Fn + F3 |
F12 | Fn + F4 |
| | Shift + Fn + \ |
この組み合わせはいつまで経っても慣れず使いづらいですw
パイプ「|」はLinuxでは個人的によく使用するのでなんとかしてほしいところです。
USBキーボードとして使用できない
これは言いがかりのようなものですが(笑)
付属品にA-BタイプUSBケーブルが入っていたのでちょっと期待してしまいました。
充電専用でしたけどね。
最後に
使っているといろいろ不満点も出てきますが、お手軽さという点が全て払拭してくれます。
携帯して外出先でも使えるという用途はこのサイズならでは。通常の据え置きキーボードでは真似できません。
ラズパイユーザには特にオススメしたいキーボードです。
何故かLEDライトまでついていますので、机の下に抵抗器やジャンパー線を落としたなんて時に便利かも?
Bluetooth版
2.4GHz RF版
他にはこんな変わり種キーボードもありました。
丸めて収納、持ち運びというのはそれはそれで魅力的ではあります。