ダイソンの掃除機は毎年新商品が追加されており、累積で非常に多くの種類が存在することになります。
ちょっと調べてみただけでも大量の種類の機種がヒットしますので、
何が違うの?
結局のところ自分は何を買えばいいの?
となってしまいませんか?
種類が非常に多いため、よく調べる人ほどこの状態に陥ってしまいがちです。
そこで、新生活をdysonと共に迎えようと考えている人のために、どんな人がどの機種を選択すればよいのか紹介してみようと思います。
以前にも同様の記事を投稿しているのですが、2018年3月20日にDyson Cyclone V10シリーズが新たに発売されましたので、改めてダイソンのコードレスクリーナーについてまとめてみました。
V10かV8かそれが問題だ・・・
つい先月迄は、
何も気にせず最新機種を買おう!
と、その時点での最新機種をおすすめできたのですが、V10が発売されて状況が変わってしまいました。
V10もV8も掃除機としては非常に優秀
私は「日常で使用するものは多少高くても良いものを選ぶべし」という考えを持っています。
経験上、高いものを買った後悔というのは買った直後のみですが、妥協してしまった時の後悔は結構残ってしまい、使用の度に思い出してしまうからです。
単なる新しモノ好きで「フラッグシップモデル」と聞くと心ときめいてしまうおバカさんだから、ということもあるかもしれませんが^^
とはいえ、フラッグシップモデルではなくなったもののV8は掃除機として非常に優秀です。
他メーカーの掃除機よりも本当によく吸い取りますし、運転音も静かです。
私もV8 Fluffyを愛用してますが使用していて全く不満はありません。
更にパワーアップされたV10が発売され、「吸引力が上がった!」と言われても
という思いがどうしても出てしまします。
新しモノ好きな私としては非常に気になりますし、スリムになった形状も非常にカッコイイので欲しいとは思うんですけどね。
V10とV8は機能差と価格差のバランスが悪い
Dyson Cyclone V10シリーズのダイソン直販ストアでの価格は以下のようになっています。
Dyson Cyclone V10 Fluffy | 75,384円 |
Dyson Cyclone V10 Fluffy+ | 86,184円 |
Dyson Cyclone V10 Animal+ | 86,184円 |
Dyson Cyclone V10 Absolutepro | 99,144円 |
V10は発売されたばかり。
しかもフラッグシップモデルとくれば価格はまだまだ下がりません。
V10の実売価格はまだ落ち着かず変動が予想されますが、しばらくはダイソン直販ストアの価格を大きく下回ることはないと思います。
一方、V8はV10の発表以来大幅に値下がりしており、Amazonで価格を比較してみるとdyson V8 Fluffy SV10 FF2の価格は4万円台にまで下がっています。
機種 | V8(Amazon) | V10(直販) |
---|---|---|
Fluffy | 47,543円 | 75,384円 |
Animal+ | 59,100円 | 86,184円 |
Absolutepro | 56,658円 | 99,144円 |
※価格は2018/3/30時点のものです。
はっきり言ってしまうと、少なくとも現状ではV10でのパフォーマンス向上に対してこの価格差は見合わないと言わざるを得ません。
もちろん、V10が高すぎるということではありません。
V8が安すぎるということです。
V10が発売されたことにより、V8のコストパフォーマンスが抜群に上がってしまったように感じられます。
よろしければ、V10とV8の比較記事も参考にしてみてください。
-
【ダイソン】最上位モデルDyson Cyclone V10とV8を徹底比較
ダイソンのコードレスクリーナーに新製品が出ましたね。 その名も Dyson Cyclone V10 ! V8 fluffyオーナーである私にとっては れでおついに出てしまったか・・・ といった感じです ...
2018/5/20追記
しばらくはV10の価格は下がらないと予想していましたが、2か月ほどで結構こなれた価格帯になってきましたね。
結局のところ・・・
どちらを購入すべきかは好みの問題になってしまうと思います。
コストパフォーマンスを求めるなら間違いなくV8でしょう!
多少高くてもフラッグシップモデルに価値を見出す人はV10といったところでしょうか。
V10の実売価格が落ち着くまでは様子見という人も増えそうな予感がしますね。
いっぱい種類があるんだけど?
ダイソンの掃除機は、大きく分けると以下の3機種に分類されますが、実質2種類だと思ってください。
・Fluffy
・Animal(Animalpro)
・Absolutepro(Absolute)
※括弧はV8での名称です。
これらは、基本的に付属するクリーナーヘッドに違いがあるだけで、本体の性能は全ての機種で同じです。
Fluffy | ・ソフトローラークリーナーヘッド |
Animal (Animalpro) | ・ダイレクトドライブクリーナーヘッド |
Absolutepro (Absolute) | ・ソフトローラークリーナーヘッド ・ダイレクトドライブクリーナーヘッド ※両方付属します。 |
ソフトローラークリーナーヘッド
主にフローリング用です。
ローラーが柔らかなナイロンフェルトのブラシで覆われており、dyson特有の吸引力で大きなゴミも小さなゴミもすべて同時に吸い取ってくれます。
ブラシはカーボンファイバー製で静電気の発生を抑え、フローリングから微細なホコリも取り除いてくれます。
ダイレクトドライブクリーナーヘッド
主にカーペットやラグマット用です。
ローラーが硬いナイロンブラシで覆われています。
ブラシの力でカーペットの奥にまで入り込んだホコリやゴミを掻き取り、カーペットを驚くほど綺麗に掃除してくれます。
型番の記号の意味
ダイソン公式オンラインストア やAmazonでdysonの掃除機を探していると製品の型番が使用されていることがあり、見ていて「?」となってしまうことがありませんか?
これらの記号について説明します。
製品記号
スティック式の掃除機にはSV、サイクロン式掃除機にはCY、ハンディクリーナーにはHHが割り振られています。
SVの数字の意味は明言されていませんが、おそらく販売された順に振られたバージョンだと思われます。V7はV8の後に発売されています。
V10 | SV12 |
V8 | SV10 |
V7 | SV11 |
V6 | SV07 |
機種名の略称
略称の意味は分かりやすいかと思います。
略称 | 機種名 |
---|---|
FF | Fluffy |
AN | Animalpro |
ABL | Absolute |
アタッチメント付属状態を示す記号
V8では、アタッチメントの付属状態に応じて機種名や略称にいろいろな記号が付与されていました。
V10でも若干内容が異なりますが同様の記号が使用されています。
略称の「2」表記
V8では「FF2」「FF COM2」「AN COM2」など、略称に対して「2」表記が付与されているものがあります。
これは、2017年以降にアップトップアダプターが標準付属となったため、旧版との差別化のために付与されたバージョンを示す数字です。
V10以降の機種では「2」表記は使用されなくなると思われます。
アップトップアダプターは、カーテンレール上部を掃除する際には便利なのですが、個人的にはいらないものが付いてきたという感じです^^
V10ではFluffyのみアップトップアダプターなしの商品がラインナップされています。
「+」「COM」表記
基本的にAbsolutepro(Absolute)が最も多くのアタッチメントを付属しますが、Fluffy、Animal(Animalpro)のラインナップで Absoluteと同じアタッチメントが付属される商品に対して「+」「COM」表記が付与されます。
ひょっとしたら「pro」も同様の意味を持つのかもしれません。
「+」は機種名に付与され、「COM」は略称に付与されます。
例)Fluffy+ COM、Animal+ COM
これらの表示がある機種はアタッチメントが多数付いてきますが、個人的にはこれらもいらないものです^^
アタッチメント付属状態の内容
基本アタッチメント
以下の3点はどの製品にも付属します。
- ミニモーターヘッド
- コンビネーションノズル
- 隙間ノズル
その他のアタッチメント
基本3点以外のアタッチメントの付属状況は以下のとおりです。
Ver | 機種名 | アタッチメント |
---|---|---|
V8 | Fluffy (FF2) | ・アップトップアダプター |
Fluffy+ (FF COM2) | ・布団ツール ・延長ホース ・ハードブラシ ・アップトップアダプター |
|
Animalpro (AN COM2) | ||
Absolute (ABL2) | ||
V10 | Fluffy | ・ミニソフトブラシ |
Fluffy+ | ・布団ツール ・延長ホース ・アップトップアダプター |
|
Animal+ | ||
Absolutepro | ・布団ツール ・延長ホース ・ミニソフトブラシ ・アップトップアダプター |
ミニソフトブラシの付属について、ダイソン直販ストアの紹介どおりに掲載していますが、ひょっとしたら実態と異なっているかもしれません。
Fluffyに付属してFluffy+とAnimal+に付属しないのは不自然ですので。
結局何を買えばいいの?
クリーナーヘッドは、それぞれ用途が明確に異なりますので、掃除をする予定のお部屋に応じて選びましょう。
以下で具体的に説明します。
フローリングの部屋を掃除する
フローリングの部屋で使用する場合はソフトローラークリーナーヘッドのFluffyを購入しましょう。
カーペットの部屋を掃除する
カーペットやラグマットのある部屋で使用する場合はダイレクトドライブクリーナーヘッドのAnimal(Animalpro)を購入しましょう。
フローリングもカーペットも両方!
フローリングの部屋もあるしカーペットでも使いたいという場合、 Absolutepro(Absolute)を購入しましょう。
後述しますが、Animal(Animalpro)を購入してダイレクトドライブクリーナーヘッドでフローリングも掃除しようなどと考えてはいけません!
ヘッドは適材適所で使用しましょう
ソフトローラークリーナーヘッドでカーペットやラグマットを掃除しようとしても、綺麗に掃除できないばかりかラグマットの繊維がソフトブラシに絡まってしまい、ヘッドの安全装置が働いて止まってしまうことがあります。
ダイレクトドライブクリーナーヘッドは、画像を見てもらえば分かるかと思いますがローラーが固いナイロンブラシで覆われています。
このブラシがカーペットの奥にまで入り込んだホコリやダニの死骸、ペットの毛といったゴミをかき出して吸い取ってくれます。
カーペットで使用するのであればこのブラシは非常に頼もしく、間違いなくダイソンのセールスポイントではあるのですが、これをフローリングで使用したらどうでしょう?
この固いブラシが高速回転しながら床を攻撃し続けます。実際にはブラシは床に直接触れないように設計されていますが、床からそれほど離れていないため固く大き目のゴミを巻き込んだ際にガリっとやってしまいます。
賃貸の場合はゴミと一緒に敷金まで吸い取られかねません!
カーペットの掃除にはミニモーターヘッドも使える
基本アタッチメントのミニモーターヘッドは、小さいのですが回転するローラーが固いナイロンブラシで覆われていますので、ダイレクトドライブクリーナーヘッド同様にカーペットやラグマットの掃除が可能です。
このアタッチメントは全ての機種に付属しますので、Fluffyを購入してカーペットはミニモーターヘッドを使用するという選択もできます。
しかし、サイズが小さいためハンディクリーナーとしての使用でないと掃除しづらいと思います。
ダイレクトドライブクリーナーヘッドのようにダイナミックに掃除することはできません。
どうしても隣の芝生が気になる場合
クリーナーヘッドやアタッチメントはAmazonで安く並行輸入販売している人がいますので、どうしても欲しくなった場合はその時に検討すればよいと思います。
ちなみにこのツールキットはV7(型式:SV11~・HH11~)、 V8(型式:SV10~)、V10(型式:SV12~)で使用できる以下4点のアタッチメントが含まれます。
- 布団ツール
- 延長ホース
- ハードブラシ
- ミニソフトブラシ
私もツールキットをいつか買おうとウォッチしているのですが、価格はしょっちゅう変動します^^
Dysonを購入する際は収納も考えよう
Dysonを購入したら、本体の置き場所を考える必要があります。
実はDysonには本体を壁に引っかけて収納しつつ充電までしてくれる充電ブラケットという便利なものが全ての機種に付属するのですが、これは壁に穴を空けてネジで止めることを想定した器具となります。
いかに便利だとしても壁に穴を空けるのはためらわれますし、賃貸住宅であればなおさらNGです。とはいえ、壁に立てかけるというのは安定せず不便ですし、使い終わった後で充電ケーブルを接続するのも何げに面倒です。
そんな不満を解消するために、Dyson公式ストアでは直販限定のフロアドック付きモデルが用意されています。また、Dyson公式ではありませんが、充電ブラケットを設置するためのスタンドを販売している業者さんもいます。中にはアタッチメントを引っかけることが可能なものも存在しており非常に便利です。
スタンドはDysonを購入したら必須と言っても過言ではないでしょうね。
スタンドのベストセラー
木製品などいろんなものがありますので、お好みのものを探してみてください。
注意ポイント
ぱっと見のイメージでも分かるかと思いますが、スタンドはどの商品も後ろに不安定で倒れやすくなっていますので、壁を背にするように置きましょう。
まとめ
V10が発売されてdysonは更に複雑になってしまった感じがしますね。
せっかくdysonを買うならやはり奮発して最新機種を購入したいものですが、V8とV10のコストパフォーマンス差を考えると敢えてV8を購入する選択もアリです。
今はV8もお求めやすくなってますしね。
ともかく、ダイソンの掃除機はオススメですので是非脅威の吸引力と静音性を体験しましょう!
クリーナーヘッドやアタッチメントに関しては、メーカー保証はなく自己責任となってしまいますが並行輸入の純正品を購入する手段がありますので、現在必要な最小単位で購入するのがオススメです!
以上、ご参考にしていただければ幸いです。