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【失敗しないラベルライターの選び方】機能比較とおすすめ機種のまとめ 2018

投稿日:2018年1月21日 更新日:

ちょっとした小物や余ったパーツなどを収納するのに100円ショップのスクエアボックスやメッシュケースを使用する人も多いのではないでしょうか。
私もその一人です。

しかし、プレーンな無地のケースが並んでいると、どこに何が収納されているか分からなくなるなんてことがありがち。片っ端からフタを開けて確認するということがあったりしませんか?
私はよくあります^^

特に粘土ケースやストレージボックスは、ついつい大量に購入して並べたくなってしまうんですよね。

どこに何があるかを管理するには、置き場所を決めておくとともにきちんと名前を記載しておくことが大事です。が、あいにく私は字がきたない!一人暮らしといえども手書きで書くのはちょっと躊躇ってしまいます。(気分的に)

そこでラベリングのためのラベルライター(ラベルプリンター)を購入してみたのですが、その時の検討ポイントや機種の比較情報を備忘録として残しておこうと思います。

注意ポイント

用途は個人ユースで、予算を5千円前後に抑えての検討内容となりますので予めご了承ください。

メーカーごとのラベルライターの特徴

【キングジム】テプラ

キングジム ラベルライター テプラPRO SR150RP オフホワイト

テプラはラベルライターの代表格。
名前だけは知っているという人も多いのではないでしょうか。

ローエンドからハイエンドまで様々な種類の機種が発売されており、オフィス向けや個人向け、女性をターゲットに絞った機種など利用者特化型の商品展開がされています。

【カシオ】ネームランド

カシオ ラベルライター ネームランド KL-TF7 スタンダードモデルテープ付セット

他メーカーの機種よりも使用できるテープ幅や書体に選択の幅があります。
ただし、使用できるテープの種類は他メーカーに分があるようです。

可もなく不可もない製品展開がされており、他社に抜き出せるような購入動機につながるセールスポイントが弱い印象を受けました。

【ブラザー工業】ピータッチ

ブラザー工業 ラベルライター P-touch J100 ホワイト PT-J100W

携帯端末のような形状やキーボード・液晶のないモデルなどユニークなモデルがあり、個人的には操作性を重視している印象があります。

非常に豊富な種類のテープが存在しており、印字を保護するラミネートテープが使用できるのが特徴的でした。

テープ価格は他社メーカーより高めです。

ラベルライターを購入する際のポイント

機能で選ぶ

メーカーも他社との競争でいろいろな工夫を凝らしていると思いますが、
誰もが欲しがるような便利な機能はどのメーカーも盛り込みますのでどうしても横並びになってしまうようです。
メーカー毎の大きな特色というものはあまり見られませんでしたが、機種を選択する際に気したポイントを紹介します。

オートカッター

印刷したラベルを1枚ずつ自動カットする機能です。
ないと不便な機能ですが、通常ほとんどの機種に備わっていますので安いモデルを買うのでなければ特に気にしなくてよさそうです。

※ピータッチPT-P300BTおよびPT-J100は手動カットです。

ハーフカット機能

シールに切込みを入れて台紙からはがしやすくしてくれる機能です。

台紙からシールを剥がすストレスを軽減してくれますが、余白分のテープが無駄になってしまうことになります。余白は数ミリであっても毎回となると結構な量が無駄になりそうです。
ここは利便性とのトレードオフになってしまいますね。

ハーフカット機能はなかったとしてもキングジムではハーフカッターなるものが販売されているようです。
あれば便利ですがマストな機能ではないですね。

PC・スマホとのリンク機能

ラベルライター本体は大きくても、そのサイズに収まるキーボードや液晶は小さいものとなり、操作性もあまり良いとは思えません。

文字変換がうまくいかなかったり、
文字列の変換したい部分や範囲の移動などストレスがたまりそうです。

それが、使い慣れているPCやスマートフォンでラベルが作れるのであればどうでしょう。
中にはATOKが入っている機種も存在するのですが、やはりPCの方が使い易いです。
個人的には最も重要視したい機能です。

ただし、Wi-Fi機能は高価な機種にしか備わっておらず、安価なものはUSB接続やBluetoothリンクとなります。

連続印刷・差し込み印刷

同じラベルを複数枚印刷できる機能、およびナンバリングなど一部を差し替えて複数印刷する機能です。

ショップ経営している人には必要な機能なのかもしれませんが、
個人ユースですと魅力を感じませんね。

ハーフカット機能がある機種の場合、ある程度まとまった内容を一度にプリントできるのであれば余白部分を少なく抑えられそうですがそういう使い方ができるかどうかは明言されてませんでした。

テープの種類で選ぶ

基本的にはプレーンなシールに印刷するのですが、メーカーとしても他機種との差別化を図れるポイントらしく、いろいろな種類のシールが存在します。

特にブラザー工業は非常に多種のテープが存在します。

私のように用途が限定してしまっている人にはあまり重要な観点ではないのですが、用途に応じて使い分けるのはもちろん、コレクションする等のニーズもありそうです。

マスキングテープ

マスキングテープはもともと剥がすことを想定したテープで、手帳やスケジュール帖のデコレーション用途で人気です。

通常のラベルライターは熱転写インクリボンによる印字となるため、普通に売られているマスキングテープは利用できずメーカーが用意したカートリッジとなりますが、おしゃれな柄のテープが用意されています。

また、文字が薄くなった際などの貼り替えにも便利そうです。まあ、この用途であれば市販のマスキングテープの上にシールを貼るという選択もありますけどね。

ラベルライターでマスキングテープといえば、しばらくはキングジムのテプラが有名でしたが、2018年2月よりブラザーダイレクトクラブにてピータッチ用のマスキングテープ(全22柄)が限定発売されています。試験的な販売らしいのですが、いずれ一般販売展開されるのかもしれませんね。

リボン

オリジナルメッセージやイニシャルをプリントしたリボンはプレゼントのラッピングに最適です。リボンカートリッジの種類は限られているといえ、女性にとってはリボン印刷は嬉しい機能でしょうね。

画像はテプラ用テープ

画像はテプラ用テープ

また、キングジムのテプラではリボンで名前タグを作成するためのツールが販売されています。ただし、名前タグを作成しやすいように切り込みを入れてくれる「お名前タグ印刷機能」があるテプラは、現在のところSR170SR-GL2に限られてしまうようです。

見た感じではリボンテープにボタンを付けるのみのようですのでボタンのサイズが合えばテプラ以外のリボンテープにも使えそうですがそのような使用は保証されていません。

クラフトテープ

クラフト紙素材のナチュラルな温かみのある風合いのテープです。特にブラウンは、クラフト紙に貼ってくれと言わんばかりのデザインでプレゼントのラッピング用に重宝しそうですね。

クラフト紙製テープはCASIOのネームランド用のものしかなさそうです。

ラミネートシール

シールに印刷した文字はやはり日がたてば薄くなってきてしまいますし、
強くこすったりしても消えてしまいます。
ですが、ラミネートしておけばいつまでも印字が綺麗に保てます。

需要の高そうなシールではありますが、探してみたところブラザー工業製のものしか見つかりませんでした。

テプラも昔はラミネートシールに対応した機種があったようですが、
残念ながら現在は製造中止のようです。

対応フォントや書式の数で選ぶ

印字できるフォントは、ゴシック体や明朝体など基本的なものから、メーカーオリジナルのかわいらしい特殊なものまで存在します。

かわいいフォントを頑張ってる機種ほど漢字フォントの種類が少ない傾向にあるように思えます。漢字は個人ユースでは1種類あれば十分でしょうし選ぶポイントにはなりにくいんでしょうね。

オススメのラベルライター

第1位【ブラザー工業】P-TOUCH CUBE PT-P300BT

ブラザー工業 ラベルライター P-TOUCH CUBE PT-P300BT
ラベル幅 3.5/ 6/ 9/ 12mm
書体 専用アプリに内蔵
機能・特徴 テープカッター手動式 
連続印刷
特殊テープ対応
スマホリンク
※アダプター別売り

キーボードのないタイプのラベルプリンターで、見た目もスタイリッシュで机上のインテリアにもなりそうなデザインです。
iFデザイン賞を受賞したらしいです。

なんとスマートフォンとBluetooth接続してラベルを作成することが可能。
ちまちまキーボードを叩く必要がないため使いやすそうです。
また、ちょっとした空き時間にラベルを作成して保存しておき、好きな時にプリントするという使用ができます。

スマートフォンアプリ(無料)はGoogle PlayやAppleストアよりダウンロード可能ですので、操作性が気になる人は事前に試してみることができるのも良いですね。アプリダウンロード用のリンクがメーカーのサイトにありました。

ピータッチはテープの種類が非常に豊富で、特に印字を劣化から守るラミネートテープが用意されているのが特徴です。
十年以上保管したいものへのラベリングというニーズに最適です。

難点はラベル幅が12mmまでという点でしょうね。

それ以上の用途がなければオススメできる商品です。

第2位【カシオ】ネームランド KL-YK50(KL-M50+テープ付セット)

カシオ ラベルライター ネームランド KL-YK50 スタンダードモデル テープ付セット
ラベル幅 3.5/ 6/ 9/ 12/ 18/ 24(mm)
書体 漢字:3、かな:8、英数:12
機能・特徴 オートカッター
ハーフカット機能
オート印刷・連番印刷
PCリンク(USBケーブル別売)
印字速度2倍(KL-M7比較)

スペックはAmazon一番人気のKL-TF7(KL-M7)と基本的に同じなのですが、入力/出力にまつわるストレスを軽減してくれる機能が新たに盛り込まれており、個人的にストレス軽減モデルと呼んでいます。

一番の特徴はPCリンク機能で、USBケーブルでPCと接続することにより、PC上で作成したラベルを印字することが可能です。
印字速度もKL-M7の2倍になっているというのも嬉しいですね。

その分、若干価格が高くなってしまいますが、Amazon限定のKL-YK50であれば9㎜テープ付きで五千円台で購入できるので、コストパフォーマンスもなかなか良い商品と言えます。

追記

Amazonではいつの間にか2倍近い値上がりを見せていますね。。。何があったのでしょうか?専用ケース付き上位機種のKL-FR3より高いというのは納得いかないものがあります。

追記

特典付きの方は5,980円に戻りましたね^^
特典なしの方は何故か8,000円とお高い価格設定です。

第3位【キングジム】テプラPRO SR-GL1 シェルピンク

キングジム ラベルライター テプラPRO  SR-GL1 シェルピンク
ラベル幅 4/ 6/ 9/ 12/ 18(mm)
書体 漢字:1、かな:8、英数:8
機能・特徴 オートカッター機能
連続印刷
特殊テープ

「ガーリーテプラ」と謳うだけあって、
デザイン・機能ともに徹底して女性をターゲットにしています。

なんといっても「マスキングテープ」「リボン」といった特殊印刷が人気で、
書体も手書きタイプなどのかわいい書体が多数用意されています。

漢字はゴシック体1種類と少なかったりしますが、コンセプトがしっかりしていると強いですね。
女性人気の最も高い機種です。

ラベルライターはあまり購入する機会がないガジェットですし、
あって困るものでもないのでプレゼントにすると喜ばれそうです。

第4位【ブラザー工業】P-touch J100 ホワイト PT-J100W

ブラザー工業 ラベルライター P-touch J100 ホワイト PT-J100W
 ラベル幅  3.5/ 6/ 9/ 12(mm)
書体   漢字:1、かな:6、英数:6
機能  テープカッター手動式 
連続印刷
特殊テープ対応
※電源は電池のみ(単4 x6)

基本的な機能を備えた安価なモデルです。
ミッキーやハローキティーなどのキャラクターモデルもあり、全6種類存在するようです。

入力キーがJIS配列でなく、携帯やスマホでおなじみの「かなめくり」入力方式になっているのが特徴で、このタイプの方が使い慣れているという人もいるのではないでしょうか。

ピータッチならではの特殊テープも使用でき、「リボン」プリントのできる機種では再安価だと思います。

デフォルトでは余白が多くテープを無駄にしてしまうらしいのですが、設定で変更できるみたいです。

第5位【カシオ】ネームランド KL-TF7(KL-M7+テープ付セット)

カシオ ラベルライター ネームランド KL-TF7 スタンダードモデルテープ付セット
ラベル幅 3.5/ 6/ 9/ 12/ 18/ 24(mm)
書体 漢字:3、かな:8、英数:12
機能・特徴 オートカッター
ハーフカット機能
オート印刷・連番印刷

Amazon限定商品。とはいえ、実際の本体はKL-M7です。
実売価格6,000円近くするはずの商品が9㎜の白テープが付属した状態で4,000円未満というおどろきプライス!コストパフォーマンスは文句なしで最高です。
案の定、Amazon.co.jpでは人気No.1です。

テプラのスタンダードモデルにないハーフカット機能があるのも良いです。

「ラベルライターを試しに買ってみたい」と考えている人にも手を出しやすい価格ですのでオススメです!

注意ポイント

Amazonでは長らく3,980円でしたが、大幅な値上がりをして6,442円になってしまいました。ネームランドの他のモデルも値上がりしていますので方針転換でしょうか?市場を見ると適正価格ではあるのですが、なんか残念ですね。

追記

こちらも特典付きの方は4,280円にまで戻りました。
特典なしの方が5,500円とお高い価格設定なのはKL-YK50と同様です。もう何が正しいのやら。。

第6位【キングジム】テプラPRO SR170ヘー ベージュ

キングジム ラベルライター テプラPRO SR170ヘー ベージュ
ラベル幅 4/ 6/ 9/ 12/ 18(mm)
書体 漢字:2、かな:3、英数:3
機能・特徴 オートカッター機能
お名前タグ印刷機能

特に可もなく不可もなくといった感じで、私のようにこだわりを持っていない人にとっては十分な機能を持っています。

旧モデルのSR150との大きな差別化はみられませんが、お名前タグメーカーと連動した機能が実装されており、リボンテープを扱えるというテプラの強みを強化した感じでしょうか。

価格もお手頃感はありますが、KL-TF7がコストパフォーマンス高すぎてあまり魅力的に見えなくなってしまっているのが残念です。

まとめ

私が購入したのはこちらの機種。

私の想定する収納時のラベリングという用途では、正直どれを購入しても十分すぎる機能がありますので価格で選んでもよかったような気はします。

が、一番の決め手になったのはPCリンク機能ですね。
本体のキーボード操作は嫌だなあと考えていたのでPCで操作できるのはやっぱり大きいです!

実はP-TOUCH CUBE PT-P300BTと迷ったのですが、当方はスマホ世代ではなくPC世代。
スマートフォンでの操作に若干の不安がありました^^;

ネームランドはテープの種類が少ないため正直面白みにかける機種ではあるのですが、価格・機能・操作性という観点ではなかなか良い選択ではないかと思っています。

外箱
これからのラベルライターにPCリンクは必須!ネームランド KL-M50の使用感をレビュー

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