ラベルライター(ラベルプリンター)を購入していろいろ試しているのですが、ハーフカット機能を使用した際の余白がやはり気になります!
ハーフカット機能を使用しないという選択もありますが、せっかくある機能を利用しないのはなんかもったいないですよね。
ですが余白サイズを調整する方法は、これまで調べてみた感じではもうないと断言できそうです。
せめて複数枚の異なるラベルを一度に印刷する方法があればいいのに!
そんな思いで悪戦苦闘した記録を残しておきたいと思います。
先に結論を言ってしまうと、
なのですが、差込機能を使用することでラベルを固定長にするというちょっと困った制限付きではありますが実現することができました^^;
目次
複数のラベルを印刷する機能は用意されていないの?
そもそも複数のラベルを印刷する機能なんて普通に考えたらあって然るべきなのですが、なぜかラベルライター界隈ではないのが普通みたいです^^
通常のプリンターではありえないことですが!
「続けて印刷する」機能
LABEL DESIGN MAKERのオンラインマニュアルを眺めていると、そのものズバリの機能がありました!
続けて印刷する:続けて別の印刷があり、テープを節約したい場合にオンにします。
いきなり解決?!
さっそく印刷プレビュー画面を確認します!
まさかの非活性!
KL-M50では使用できない機能のようですorz
ちなみに使用できる機種は、KL-E500/KL-E550の2種類のみのようです。
連続印刷機能
ネームランドには連続印刷/連番印刷という機能があるのですが、
これらは
①同じ内容のラベルを複数枚連続で印刷する
②ラベルに連番の数字を埋め込む
という個人的にはかなりどうでもいい機能です。(失礼!)
差込機能
差込機能は、LABEL DESIGN MAKERのオンラインマニュアルに以下のように紹介されています。
ラベルの中の文字やバーコードだけを入れ替えながら、複数のラベルを連続して作ることができる機能です。
備品管理ラベルを作るときなどに便利です。
お!なんか応用できそう^^
さっそく試してみます!
差込機能を試してみる!
ラベル作成ソフトは「LABEL DESIGN MAKER」を使用します。
まず「横文字」をテキストボックスに指定して文字設定メニューを表示します。
この段階では差込設定は非活性状態です。
差込データ作成
①ツールバーの「差込」ボタンをクリックすると「差込データ編集」画面が表示されます。
初期状態では2列10行のテーブルが用意されています。
列:差し込みする項目
行:ラベルへ差し込む内容
「項目1」「項目2」と表記されている項目名は自由に変更できますが、印刷されないただの識別用文字列のため既存のままとしておきます。
②項目1の行へ印字したい文字を入力します。
③差し込みたい項目は1個で十分なので「項目2」は削除してしまいます。
④ちなみに行の数はページ数に相当するため忘れずに不要な行を削除します。
データが完成したら「編集終了」ボタンをクリックして差込データ編集を終了します。
ラベルへ差込枠を設定
差込データを作成すると文字設定メニューの差込設定が入力可能となります。
①「差込設定」をONにしてラベルをクリックすることで、ラベルへ差込枠が設定されます。
青い枠が差込枠です。
②「差込項目」は差込データの項目名(列の名前)を指定します。
今回は「項目1」しか用意していないため変更なしです。
印刷プレビューで確認
印刷ボタンをクリックして印刷プレビューを表示します。
おいいいいいい!
いや、「ラベル長さ自動」設定にしているからきっと。。。
ラベルデザインを画像出力してみる
LABEL DESIGN MAKERは、作成したラベルをラベルライターで印刷するだけでなく画像ファイル(PNG)として出力することができますので、念のためにシミュレーションしてみます。
①「機種名」をExport to PNGにして「OK」をクリック
どうやら差込枠は手動で広げないとダメなようですね。
「ラベル長さ自動」とは何だったのか!
差込枠のサイズを調整
差込枠をドラッグして広げると自動的にラベルの長さが広がりました^^
これが「ラベル長さ自動」か。。。
いや、まあ確かに言葉どおりなんだけど。
編集画面では差込データ内容を表示することができませんので、表示のないまま差込枠を調整します。
どれだけ枠を広げれば良いのか分かりません;;
ちなみに旧ラベル印刷ソフトのBA-300の方では差込内容を表示しながらの差込枠の調整ができました。
不便ですが印刷プレビューと見比べながら差込枠の調整をします。
「前へ / 次へ」でページ変更できますので、文字数の多い方に差込枠のサイズを合わせます。
ん?ちょっと待て!
文字数の多い方に差込枠のサイズを合わせなければいけないということは、つまり文字数の少ない1枚目には余白ができてしまうということか?
プリンタードライバーの「テープを節約する」設定が有効に働いてくれる・・・
とも思えないんですよね^^
試しに「Export to PNG」で出力してみます。
いや、きっと画像出力はプリンタードライバーの機能を使用しないんだろう^^
知らないけどきっとそう!
いざ、ネームランドKL-M50で印刷!
実際にKL-M50で出力してみます!
ドキドキ・・・
やはり差込枠は固定長ですね。
もともと差込機能は以下のような決まったデザインに複数の内容を差し込んで連続印刷する機能のため、枠のサイズが固定長になるのは当然といえば当然なんでしょうね。
まとめ
Casioネームランドで異なるラベルを連続で印刷するには、以下のいずれかの方法で実現できるということが分かりました。
- 高価な機種で「続けて印刷する」機能を使用する
- ラベル長を固定にして「差込機能」を使用する
普通はラベルライターごとき(失礼!)に高いお金を出したくないと思ってますので後者一択になると思いますが、得られるパフォーマンスが作業コストに全く見合いませんw
また、余白を最小限にするために差込機能を利用しようとしてるのに新たな余白が生まれるのでは本末転倒です。しかも捨てる側ではなくラベル内に余白ができることになるため、これはちょっと看過できませんね。
結論としては、
ここまで頑張ってきましたがテープ節約のために連続印刷するというのは諦めた方がよさそうです。
ちゃんちゃん^^
ちなみに、
差込機能を利用する際はLABEL DESIGN MAKERでは差込枠の調整がしづらいのでBA-300での作業をオススメします。
それにしても、続けて印刷する機能なんて技術的に難しいわけでもないのに勿体付ける理由ってなんだろう。。
それだよなあ。。
なんかもやもやします。
AKEN製のCASIO互換テープの場合、
裏紙に縦に切れ込みが入っており最初から剥がしやすくなっているためハーフカット機能が不要です。
自分はもうこれでいいやw
こんな選択肢もあるというご紹介まで。
メーカー保証外となりますので使用は自己責任にてご判断ください。
もしくはこれか!
TEPRAとロゴが入っているのがなんとも敗北感w